こんにちは、ふるたけです!
このブログに来ていただき
ありがとうございます!
今回は、ワイルドライフの
栃木県足尾山地に住む
ツキノワグマについて
紹介していきます。
今回のワイルドライフでは
20年以上ツキノワグマを
ビデオで撮影している方が、
一般的にしられていない
ツキノワグマの生態を映像に収めて
公開しいろいろな行動が
観察できた回でした。
プラスで、私自身がクマが好きなので、
いろいろと本を読んで知ったことも
紹介していきます。
私の昔住んでいた青森県十和田市にも
近くの自然の中でツキノワグマが
生活していたので、すごく親近感がわきます。
目次
1 ツキノワグマの生態・性格
2 自然に与える影響
3 足尾山地の環境
4 私とクマの関係
1 ツキノワグマの生態・性格
雑食性の生き物
ツキノワグマは、ニュースなどで
人を食べる肉食のようなイメージもありますが、
実際は雑食性で、虫や木の実などを
食べて生活しています。
狩りなどは得意ではなく、
何かしらの原因で
すでに命を落とした、鹿などの肉はたべます。
ツキノワグマは木登りが得意。
映像を見ていると、クマの子供も大人も、
垂直な木をすいすいと登っていきます。
そして、片手と、両足で
木にしがみつきながら、
片手で行動したりできるので、
ツキノワグマにあったら、
木に登って非難するのは無意味なように思えました。
(木登りが得意でない、
大きなヒグマなどには有効かもしれません。)
クライミングが得意。
ほぼ垂直な壁をすいすいと
登っていきました。
木登りが得意なのは知っていましたが、
岩の壁登りも得意なんてすごいと思いました。
100キロの岩を
片手で動かす怪力。
クマが岩壁を登っているときに、
岩の隙間にいる虫を食べるために、
隙間に爪を差し込み引っ張っていました。
すると、大きな岩が、岩壁から外れ
落下していきました。すごい力です。
クマの性格
クマは、基本的にハンターではないので、
人を襲ったりしません。
何事も人間にたとえて考えると、
わかりやすいです。
人それぞれ、特徴があるし、
普段優しい性格な人でも、
怒って切れた時は何をするかわかりません。
手をを出す人もいれば、大声を出す人もいます。
逃げていく人さまざまです。
悪い人間もいれば
いい人間もいる、種類によって様々です。
人間は、国籍によって性格が違うので、
お国柄、攻撃的な人も、
比較的おとなしいひともいます。
それは、クマも一緒。
ツキノワグマは日本人に
似ているように思えます。
なるべく、危険を避けて、
森の中でひっそりと暮らしています。
ツキノワグマが、
人を食べたりするニュースもたまに目にします。
しかし、全部が、そんなクマではないです。
日本人は控えめでおとなしい性格です。
しかし、日本人の中には
殺人鬼もいますし、人格者もいます。
ツキノワグマも一緒だと思います。
最近は、人間を怖がらないクマが増えてきました。
山にいるよりも、簡単に食べ物が
手に入るからかもしれません。
人に慣れていて、人里に降りてくるクマでも
もし人食いクマなら、人を中心に
襲ってくるはずです。
人里にクマが現れた話は、よく聞きますが、
そのクマが、人を襲った話はあまりききません。
クマが人里に降りてくるのも、人間に
原因があるのです。
しかし、もともと人に危害を加えないクマも、
一度人を食べたクマは人を襲うようになるそうです。
クマはもともと人を恐れているが、
一度人間を食べることで、
弱い存在、食べ物と認識するようです。
そのようなクマは
退治しなければ何度も人を
襲うようになるようです。
性格の悪いクマか、
性格の良いクマか
外見で見分けがつく方法があります。
強い大きなクマはどんな性格か?
性格の判別方法は
下のほうで紹介する本に載っています。
2 自然に与える影響
ツキノワグマが、意図的に行っているのか、
結果的にそうなっているのかはわかりません。
しかし森にとって良い影響を与えています。
人間にとっては、立場によって
悪い影響も与えています。
森の間引き
木の蜜をなめるために、
木の皮をかじってはがす行動
「熊はぎ」といいます。
そうすると、木は枯れるものもあります。
木が枯れると、木々の間に空間ができるので
太陽の光が差し、植物が育ちやすくなり、
自然が豊かになります。
山火事の原因の一つとして、
木々の密集地の摩擦によって、
火災が発生します。
木を枯れさせることで、
そうした原因を少しでも
減らしている可能性もあります。
熊はぎは、木を売る人たちにとって、
商品価値がなくなり、
利益が上がらず困った問題のようです。
ツキノワグマは
食べ物にならない針葉樹の木を枯れさせると
ネットで見かけます。
針葉樹は、人口的に植えた木で、
商売のために植え、
成長が早く、大きく育ちます。
大きく育つので、その下の植物には
日光が当たりません。
クマは、食料となるドングリや、
栗を実らす広葉樹も枯れさせることは
あるのでしょうか?
クマは、木の蜜をなめるために
樹皮をはいでいるようですが、
実際はどのような基準で
木をからしているのでしょうか。
木々の繁栄の手助け
ツキノワグマは木の実などを食べた後に、
どこか移動した先で排泄します。
その排泄物から、木の実が成長し、
新しい木々が育っていくこともあるようです。
他の動物も同じ行動をしますが、
クマの場合は移動距離が広いです。
広い範囲で、
植林作業をしているのかもしれません。
他の動物に食料を分ける。
得意な木登りを生かして、
木に登り、エサを食べます。
その時に、折った枝をお尻に
どんどん敷いていくので、
木々の枝が集まり密集します。
そういったものを
クマ棚と呼ぶようです。
木の上で枝を折ったときに、
木のみが付いた枝をしたに落とすことがあります。
この下に落ちた木の実などを、
ほかの動物が食べるのです。
3足尾山地の環境
足尾山地にある、「足尾銅山」
というところは、銅の発掘が盛んな場所で、
銅を掘るための穴を支える基礎として
木材を大量に伐採し、
20年ほどで、森の半分ほどの
自然を消失させてしまいました。。
それ以外にも、銅山から発生する
毒によって酸性雨がふり、
自然破壊が加速してしまったようです。
結果としてほとんどが、
岩や土だけのはげ山になってしまいした。
しかし、その後に人の手で、
植林作業が行われ、60年ほどかけて、
失われた森の半分ほどが、
回復してきているようです。
環境の回復の段階は、
1 草原ができて、土の流出を防ぐ。
2 その草原に、草食の鹿などが集まる
3 木々が成長すると、猿や、木のみを食べる小鳥、隠れ場とする小さい動物が、集まってくる
4 小鳥、小動物を食料とする、
猛禽類や、キツネなどが集まる。
5 たくさんの食料を必要とする、
雑食性のツキノワグマが戻ってくる。
こんな流れです。
3 私とクマの関係
私はもともと動物の中で、
クマが、好きでした。
クマは外見はかわいらしいのに、
実際は、とても危険な動物です。
そんな二面性を持つ存在に
憧れていたのかもしれません。
クマに関する本は、
何冊か読みました。その本を紹介します。
「クマに合ったらどうするか」
この本の著者は、姉崎等さんという、
北海道に住むアイヌ民族のクマ猟師だった方です。
そんなクマと人生を共にしてきた
姉崎さんの人生をつづった本は
すごく興味深く勉強になりました。
この本では、クマ猟師としての生い立ち、
北海道が舞台なので
「ヒグマ」についての様々な知識、
クマに合った時の対策などが書かれています。
印象にのこっているのは
性格の悪いクマか、性格の良いクマかは
外見でも見分けがつくということです
。強い大きなクマはどんな性格か?など。
クマが人里に降りてくる理由も
書いているのですが、かわいそうな
理由でした。
後程、クマ牧場の歴代ボスの紹介を
見ていたら、特徴が当てはまっていたので、
笑ってしまいました。
山でクマに会う方法
著者は米田一彦さんという方。
青森県十和田市出身で私と同じ故郷であり、
秋田県の県庁で、鳥獣保護、
自然保護を仕事にし、
その後、クマの研究者となっています。
この本では、本州に住む
ツキノワグマを中心に書かれています。
季節ごとのツキノワグマの行動や、
クマに会いたい人、会いたくない人
2つの方法が書かれていたり、
興味のある話題が、多く書かれています。
ツキノワグマ追われる森の住人
この本では、世界のクマの違い、
ツキノワグマの体の構造から、
考察する特徴、行動、食性、
保護などについて、詳しく書かれています。
この本を一冊読めば、
ツキノワグマのことがだいぶ理解できると思います。
クマに平手打ち、ネイティブアメリカンの「ストーキングウルフ」が若いころは、度胸試しで、クマに平手打ちをして、勇気を示す、という話があり、トムブラウン先生が、実際にやったのをみて、その話にすごく興味がわきました。
本当に動物を理解するというのは、名前や、生態系、特徴などを覚えることだけでなく、その動物に触れることができた時が、本当にその動物を知ったといえる。という話が、あります。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
あなたに、読んでもらえて、
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うれしいです。
ほかにも、みなさんの
お役に立てる方法を勉強して、
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